ちょっと視点を変えて
光陰矢の如し・・・2010年も足早に過ぎ去ろうとしています。ちょっと立ち止まってこの一年を振り返ってみると、どんな事が思い浮かんできますか?私の場合は、実際にはいろいろな困った事やしんどい想いをした事も多々ありましたが、とりあえずこうして2010年を無事に終われる事だけで、感謝の気持ちが湧き上がってきます。
年の瀬もせまり、寒波がやってくると、感染力の強い中耳炎や肺炎・胃腸炎・インフルエンザ等が流行します。赤ちゃんのいる御家庭や兄弟姉妹の多い御家庭では一人が病気になると、病気の連鎖が始まり看護に明け暮れるバタバタした毎日が続きます。それに加えて医療の手薄になる年末年始の事を考えると大変不安になるのではないかと推察します。さらに子ども達の楽しみにしているクリスマスや年末の帰省、お正月の準備を考えるとお母さんは楽しいよりもどうやってこの事態を乗り越えようかと悲痛な思いさえよぎってしまう事でしょう。そんな時には、ちょっと立ち止まって視点を変えてみましょう。一番大切なことは何ですか?いつも通りのクリスマスイブですか?ちょっと豪華なお正月の食卓ですか?
今振り返ると、親の方は子どもの為に楽しく行事を演出してあげたいと必死になるのですが、子ども達は家族の一大事をそれなりに理解してくれて、安心した日常生活さえあれば十分のようでした。次男が1歳の頃のクリスマスイブの時です。胃腸炎の脱水がひどく入院することになりました。私は入院の付き添いで病院に泊まり、長男は父親と二人だけの普通の夜を過ごしました。病院から夜遅く荷物を取りに帰宅した私は、真っ暗なリビングにクリスマスツリーの電球だけが赤や緑に点滅しているのを見て、思わず涙が出てしまった事を思い出します。でも子ども達は、そんなことはあまり気にならない様子でした。それよりも次男が退院して、いつもの生活が戻った事をとても喜んでいました。数日後、ささやかなクリスマスを祝いましたが兄弟もそろって、大変嬉しそうに過ごしていました。
子育ての最中には、予期せぬ出来ごとが満載されています。これまでは、ほぼ予定通りに進められた事が、努力のかいもなく予定を変更しなければならないことがいっぱいです。そんな時には、まず慌てず、落ち着いて、どんな事を大切にして対処したら良いのかを考えてみましょう。誰かに(あなたならどうする?)と聞いてみるのも良いかもしれません。視点を変えてみると案外、「大変!!」と思っている事も、たいした事ではないと思えてくるものです。予期せぬ事が起こり、予定(自分の想い)を速やかに変えて、柔軟に対処していく事を繰り返していくうちに、一番大事な事が見えてきたり、生きていく力が培われてきたと実感しています。ピンチはチャンス。頑張って!!応援しているよ。
Merry Christmas
よいお年をお迎えください |
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2才 |
5才 |
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