良い習慣を育てましょう
寒い冬が終わりに近づき、次から次へと花が咲き始めると、何か新しいことを始めたくなります。特に子 育ての最中であれば、入園や入学、進級や進学もあり心機一転して何かを変えていく絶好のチャンスになります。それぞれのお子さんの状況に合わせて「良い習慣」を育てましょう。
今年で102歳になられる聖路加国際病院の日野原重明先生は、たくさんのご著書の中で(人生は習慣の積み重ねである。良い習慣を実践して人生を満喫しましょう)と繰り返し述べられています。その中には心の習慣・食生活の習慣・体の健康維持のための15の習慣があります。(例えば@ 愛することを心の習慣にする A「良くなろう」と思う心を持つ B 新しいことにチャレンジする・・F 出会いを大切にする・・H 食事に神経質になりすぎない I なるべく歩く・・等など)。充実した100年の人生の中から選ばれた15の習慣は簡単そうですが、重みを感じます。
アメリカのスティーブン・R・コヴィー博士の世界的なベストセラー「7つの習慣」は大人にとっても子ども達にとっても大変インパクトのある本です。ある小学校の先生は、この内容を1年生でもわかるように授業用に紙芝居を作り、教育の現場で大成功を収めているとのことです。下記にその「子どもたちのための7つの習慣」を簡単に紹介します。
第一の習慣:自分が選択する〜主体的に行動する〜
第二の習慣:終を考えてから始める〜目的を持って始める〜
第三の習慣:一番大切なことを優先する〜重要事項を優先する〜
第四の習慣:Win Winを考える〜私も勝ち、あなたも勝ち。お互いに幸せになることを考える〜
第五の習慣:まず相手を理解してから次に理解される。〜理解してから理解される〜
第六の習慣:相乗効果を発揮する〜一人ひとりがお互いの良さを認め合えば、みんなで出せる力は一人ひと
りの力を足したものよりも大きくなる〜
第七の習慣:自分を磨く〜刃を研ぐ〜
この七つの具体的な内容は http://kids.franklincovey.co.jp/ で閲覧できますので、是非アクセスしてみてください。親子で読める絵本も出版されています。(7つの習慣 大切なことから 今 すぐ先に。藤本美智代著。フランクリン・コヴィー・ジャパン)
子ども達が遊んだあとに「お片付けは!!」と声かけしている私たちは、日々の「お片づけ・・お台所は片付いていますか?玄関の靴は揃えてありますか?使ったはさみや爪切りは元の位置に返しましたか?乾いた洗濯物は畳みましたか?・・」がきちんと出来ているでしょうか?子どもたちに夢や目標を聞く前に、私自身の夢や目標をもっていますか?何気なく行動をしていることでも、ちょっと立ち止まり、自分なりに良い選択だと判断して行動していますか?などなど子どもたちに良い習慣を求める前に、大人の私も見つめてみましょう。
最近、歳のせいにしていろいろなことにルーズになっている自分に気づきます。自分をとても甘やかしていると思います。私も心機一転して良い習慣を伸ばし、悪い習慣と思ったことは、一つずつサヨナラをしていきたいと思います。
クリニックの庭にもたくさんの花が咲いています 。 |
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みやこわすれ |
すずらん |
モッコウバラ |
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